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執筆者の写真Muratsubaki Tetsuroh

「当麻町が誇る“でんすけすいか”果汁を使用 ~「Secomaでんすけすいかアイスバー」誕生」


コラム連載 16 日々勉強 日々感謝

「当麻町が誇る“でんすけすいか”果汁を使用 ~「Secomaでんすけすいかアイスバー」誕生」


 当麻町が誇る特産品「でんすけすいか」。日本一のスイカの王様の果汁を18%使用した「Secoma北海道当麻町産でんすけすいかアイスバー」が新たに誕生した。

 「セイコーマート」で知られるコンビニエンスストア道内最大手、セコマ(札幌市)が開発し商品化。当麻店など限定300店舗、7月17日発売されたが「でんすけすいかの味が再現されていておいしい」、「暑い夏にぴったりの爽やかなアイスバー」など、大変な反響となった。


 販売開始から4日目、丸谷智保代表取締役会長のもとを訪問させていただいた。丸谷会長より「でんすけすいかというすばらしい価値、ブランドを崩さず、その味を再現するため妥協しない。私自身も何度も試食し試作を重ね改善、納得いただける味に仕上がったと思っています」、「フードロスを少なくし、新たな価値を創り出すことで生産者皆さんに貢献でき、自社開発注目商品となればお互いにとってとても良いことですし、今後も継続して続けていくことができます」、「地元の方に気に入っていただけなければ、いくら外で売れても良いものとは言えません。地元の特産品のように思っていただければ大変うれしい」、「でんすけというブランド価値がより多くの方に知っていただけるきっかけ、広告の役割も果たすものとなればうれしく思います」など、多くのあたたかなメッセージをいただいた。


 原料の果汁は、これまでほとんど外に出回ることのなかった規格外のでんすけすいかを使用し廃棄することなく食資源の有効活用につなげている。すいか1トンから搾汁し1万8000本のアイスを製造。販売開始から3日で約6000本が売れ、程なくしてほぼ全量が販売となった。


 私より「でんすけすいか生産者自身が驚くほどの美味しさと言って、とても喜んでいるのですよ」、「当麻農協の福井組合長からは、瓜臭さが残り難しいとされるすいか加工品を見事に仕上げすばらしい味ですと、メッセージを預かってきました」などとお伝えした。

 丸谷会長より「当麻農協さん、当麻町さんとともに、ぜひ継続して喜んでいただける商品を出していきたいです」と、今後に向けての思いも込めて笑顔でお話をいただいた。とても光栄である。


 北海道発祥リーディングカンパニーとして、広大な北海道の各地域が持つ魅力をともに磨き歩む姿勢。丸谷会長の情熱あふれる言葉に、深い感銘を受けた。

 当麻町が進めている官民連携の柔軟な発想と行動力で、コロナ禍をチャンスに変えてまいる。あらためて自身の胸に誓った時間であった。





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