「農業を憧れに ~未来を育む田んぼの学校」
- Muratsubaki Tetsuroh

- 7月13日
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【コラム連載 65 日々勉強 日々感謝】
「農業を憧れに ~未来を育む田んぼの学校」
泥に足を取られながらも友達と笑いあい、一列になって苗を植えていく。5月26日、開校12年目を迎えた「田んぼの学校」田植えの光景が今年も広がった。
当麻小学校、当麻中学校の児童や生徒、農業者、当麻農協はじめ農林業団体・学校・ボランティア関係者や町職員など、総勢約400人の力があわさっての当麻町ならではの風物詩である。
日本一の学校給食に、当麻町「田んぼの学校」選出。日本農業新聞創刊100周年に向け創設されたプロジェクト「学校給食アワード」において、記念すべき初代グランプリを受賞した。
学校給食を通じた食育や地域農業との連携など優れた取り組みを表彰するもの。全国の先進事例の中から最高の評価をいただいたことは大変光栄であり、長年にわたり取り組みを支えていただいたすべての関係者の皆さんに、心から感謝申し上げたい。
「開校12年 農家も育つ」「農業を憧れに実った〝思い〟」「農家になる方法を教えて!」との大きな見出し。日本農業新聞一面に特集記事が掲載され、全国に広く報じられた。
「父母の後を継いで農家になりたい。食べた人を笑顔にできる。それって最高の仕事だと思うんです」(当麻中学校2年 阿部慧人さん)。
「農業を、ユーチューバーやゲームプログラマーに負けない、子どもたちのあこがれの職業にしたい」(田んぼの学校長・農業者 舟山賢治さん)。
「この中から農家になる子が出てきたらうれしいね」(当麻農協代表理事組合長 福井幸司さん)。
12年前の田んぼの学校1期生の羽根有哉さん。羽根さんは農業大学校へ進学し、2年前に就農。「将来の夢は農家でした」その言葉どおり、自らの夢を実現した若者である。
今年の田植えでは、羽根さんをはじめ、かつて田んぼの学校で学んだ若者たちが就農者となり、子どもたちを支える側として自主的に参加。その姿を目にし、胸が熱くなった。
田んぼの学校が育てているのは、お米だけではない。農業の大切さへの理解であり、食への感謝であり、地域への誇りであり、夢である。
田んぼの学校に植えられた苗が黄金色の稲穂となるように、子どもたちの心に植えられた夢や学びもまた、いつの日か大きく実り、当麻町の未来を育んでくれることを願っている。
当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和8年7月号掲載)








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