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半世紀ぶりの制服一新、その先にあるもの

  • 執筆者の写真: Muratsubaki Tetsuroh
    Muratsubaki Tetsuroh
  • 5月12日
  • 読了時間: 2分

【コラム連載 63 日々勉強 日々感謝】

半世紀ぶりの制服一新、その先にあるもの


半世紀、53年ぶりとなる当麻中学校の制服デザインを一新した。新しい制服に初めて袖を通したのは、この春、新一年生となった子どもたち。入学式での晴れやかな姿を目にし、大変感慨深い思いであった。


この取り組みの背景には、株式会社JEPLAN会長 岩元美智彦さんとの出会いがある。「正しいを楽しいに」――循環を当たり前にする社会の実現へ。

その想いに共感し、カンコー学生服とJEPLANが協働する「制服・体操服の循環型プロジェクト」に参加。北海道で初めてとなる、自治体が購入費用の半額程度を助成し保護者負担を軽減しての新たな循環型制服の導入を実現することができた。


助成財源は企業版ふるさと納税で支援いただいたもの。株式会社コーケン(札幌市)の代表取締役 齋藤健二さんからは、「子どもたちの教育、資源を生かしきる未来志向のすばらしい当麻町の取り組みを応援させていただきます」と、優しくも力強い言葉をいただいた。心より感謝を申し上げたい。


今回の制服は、単なるデザインの変更ではない。これからの時代を見据え、「多様性」と「持続可能性」という二つの価値を大切にした新しい制服である。

多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく選べるジェンダーレス制服。卒業後は次の世代へ引き継ぎ、使えなくなったものは再び制服へと生まれ変わる循環型制服である。学校生活を送る子どもたち自身が資源循環の一員となる仕組みである。


アンケートや事前学習を通じて、子どもたちはこの取り組みを自分事としてとらえ、向き合ってくれた。PTA役員や保護者の皆さんとも、一歩ずつ丁寧に進めてきた歩みが、こうして形となったことを大変うれしく思う。


JEPLAN会長 岩元さんを迎え、「みんな参加型の循環型社会」をテーマに講演会を開催。当麻中学校では全生徒、PTA教育講演会では保護者や地域の皆さんが参加された。

“できない理由”ではなく、“どうすればできるか”を考える――そのメッセージに、子どもたちからは「制服がペットボトルから本当にできることに驚いた」「リサイクルが世界平和につながることを初めて知った」「ワクワクする未来を感じた」など、多くの感想が寄せられた。


子どもたちとの未来づくりを起点に、地域が動き、社会が変わる――官民連携によるこの流れを、北海道内、そして全国へと広げてまいりたい。


当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和8年5月号掲載)



 
 
 

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