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執筆者の写真Muratsubaki Tetsuroh

国土交通省住宅局長賞受賞「当麻町産材活用促進事業」

コラム連載 29 日々勉強 日々感謝 国土交通省住宅局長賞受賞「当麻町産材活用促進事業」


 公共事業で築いた協力連携体制、建築材活用サプライチェーンを一般戸建て民間住宅へ拡大、当麻モデル「当麻町産材活用促進事業」。10月15日、皇族より高円宮妃殿下のご臨席を賜る中、札幌市で開催された4年ぶりとなる全国大会、第34回住生活月間中央イベント 住まいフェスin北海道 合同記念式典。栄えある表彰の舞台、この上ない喜びを抱き、国土交通省住宅局長賞を受賞させていただいた。


 平成25年度から10年の歩みは、全国を代表する取り組みへ。当麻町森林組合をはじめ、林業・製材業・建設業など、町内外さまざまな事業者皆さんと行政、どの一者が欠けても実現できなかった官民連携の試み。林業の川上から川下までの関連産業の連携、挑戦が高く評価されたものであり、大変うれしく思う。


 国土交通省発表の功績概要では、当麻町産材活用促進事業の推進により、移住・定住の促進、宅地造成と連動した事業の利用促進や良質な住環境の形成、雇用の創出、地域経済の活性化に貢献したとして、高く評価をいただいた。

 また、CO2などの温室効果ガスを建築材の木材にとどめる炭素固定吸着効果を最大限いかした、脱炭素、SDGsへの貢献にもつながる本事業を評価いただき、大変光栄である。


 世界第2位の森林率を誇る日本のグリーンの力を最大限引き出す。本年度より、全町域において当麻町産材活用新築住宅すべてを対象にSGEC国際森林認証住宅とする、全国初の新たな取り組みを当麻町森林組合さんと共にスタートした。地材地消、循環型林業、カーボンニュートラル、日々の生活の中で身近に感じていただきたいとの願いを込めた新事業である。

 木育の町、林業の町「北海道当麻町からロールモデルを創る」。全国を代表するトップランナーとして、当麻町はこれからもさらに歩みを進め、責務を果たしてまいる。


当麻町長/村椿哲朗


(令和4年11月号・広報とうま掲載コーナー・第29回随筆)


栄えある受賞を祝い当麻町公民館まとまーるに掲げられた懸垂幕


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