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  • 執筆者の写真Muratsubaki Tetsuroh

新型コロナウイルス感染症拡大防止へ~ご自身の、大切な人の、命と健康を守るために

コラム連載 3 日々勉強 日々感謝 新型コロナウイルス感染症拡大防止へ

 ご自身の、大切な人の、命と健康を守るために」

 新型コロナウイルス感染症拡大。さまざまな活動自粛により社会全体へ、当麻町はもとより、北海道、日本全国、全世界に大きな影響が及んでいる。国難といえる非常事態、オール当麻の力を結集し、全力で対応・対策にあたらなくては、乗り越えることはできない。

 国は、緊急事態宣言の対象を4月16日、北海道を含む全国に拡大。感染拡大や、それに伴う医療崩壊の防止には、人の移動を抑え込む必要があると判断した。中でも感染者数が多い北海道などを合わせた都道府県について「特定警戒都道府県」に指定。これを受け鈴木知事は、全道の全小中高校などへ再び一斉休校を求めるとともに、道民に向け、不要不急の外出や、人と人との距離をとった行動などを改めて求めた。

 町では4月17日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催。教育委員会と連携し早急に小中学校の休校、幼稚園の休園を決定。また、道知事からの休業要請に該当する屋内、屋外の公共施設、観光施設についても休業を決定した。

 やっと再開した学校での友達と顔を合わせる楽しい時間、また、笑顔や笑い声が響くはずだった観光施設オープンなど、心待ちにしていた町民みなさんには大変申し訳ないが、感染拡大を防ぐため決断させていただいた。ご理解願いたい。

 町民みなさんには、手洗い、咳エチケットの徹底、不要不急の外出を控えるとともに、特に道外や札幌市への往来は控えていただきたい。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためには、当麻町に、北海道に、日本に住む私たち、一人ひとりの危機意識が求められている。

 2008年の世界金融危機、リーマンショックを上回ると言われるコロナショック。町はもとより、道、国においても、いまだかつて経験したことのない、ウイルス感染症拡大による経済的大災害となっている。

 当麻町中小企業経営安定化資金利子補給事業の拡充による運転資金への支援、また、商工会青年部が近郊自治体でいち早く主導した、お食事処テイクアウト(お持ち帰り)運動への飲食店・商工会・町が一体となった応援の輪が広がり、多くの町民みなさんに「町のお店を、町の味を守ろう」と応援いただいている。心通わせる「つながり」の力を強く感じ、胸が熱くなる。

 それぞれがアイデアを絞り、出来る限りの取り組みにより耐えしのいでいるが、終息時期はいまだ見通せず、状況は不透明感を増している。町が先んじてスピード感をもって、国や道の経済対策支援が行き届くまでの苦しい狭間の期間を埋める支援策が、まさに今、求められている。

 商工会員・商工会・町が一体となりこの苦境を乗り越えるべく、商工会が行う「商工会費免除事業」「当麻でお店を続けよう交付金事業」への財政支援について4月28日、町議会臨時会にて議会の議決を得て、迅速に補助事業を実行支援できることとなった。

 外出自粛で厳しい状況が予想されるゴールデンウィークの連休が明ける5月中旬には、早々に財政支援が行き渡ることとなる。議員みなさんに心からお礼を申し上げたい。

 医療、介護、福祉、保育、学童支援に携わる従事者みなさんには、日々の暮らしで助けを必要とされている方々の健康と命を守るため、日夜、感染予防に細心の注意を払いながら前線に立たれていることに、心からの敬意と、感謝の気持ちでいっぱいである。

 当麻町が一つに、オール当麻の力を結集し一丸とならなくては、この困難を乗り越えることはできない。繰り返したい。

 「うつらない」ために手洗いを。「うつさない」ために咳エチケットの徹底を。不要不急の外出を控える。道外や札幌市への往来は控える。町民みなさんには、引き続きのご理解とご協力を、重ねてお願い申し上げる。

 ご自身の健康と命を守ることが、大切な人の命と健康を守ることにつながる。

 令和の明るい未来を切り開くことができるかは、私たち一人ひとりにかかっている。今が踏ん張りどころである。

 本紙が発行され、みなさんが手にされる頃、状況が好転していることを切に願う。 (令和2年4月28日)



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