当麻駅前「角打ちができる酒屋」開店
- Muratsubaki Tetsuroh
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更新日:5 時間前
【コラム連載 53 日々勉強 日々感謝】当麻駅前「角打ちができる酒屋」開店
「当麻町の人は、いいよなあ」。2022年6月27日、北海道新聞夕刊一面掲載〈今日の話題〉『全部ある』。「だれもがプレーヤー。見ていてわくわくするみんなの前向きな姿勢が、『全部ある』という言葉に集約されている気がします」当時の記事で紹介された馬場剛さんの言葉。当麻町へ移住し7年がたった今春、馬場さんご自身がど真ん中の「プレーヤー」へ。長年勤めていた福祉業界から身を転じ、(株)馬場を町内に設立。JR当麻駅前の町所有地に2025年3月31日、道北バス停の待合所も併設した「馬場商店」を開店させた。
「角打ちができる酒屋」。馬場商店をプロデュースするのは(株)馬場の親会社で、全国・世界から客が訪れる旭川市平和通買物公園の人気店「和酒角打 うえ田舎」を経営する創業55年、旭川市の酒販店(株)うえ田。率いるのは代表の上田桂輔さん。旭川市に新たな立ち飲み・角打ちの文化をもたらし、全国メディアでも取り上げられている。上田さんと馬場さんは同い年の友人、当麻町に未来と可能性を感じタッグを組んだ。大きな投資を伴う挑戦に対し、心から敬意を表したい。目指されるのは「酒屋&角打ちを中心に駅前の“にぎわい創出”」「“町おこし”を目的とし“当麻町の顔”となるような場所」。馬場さんの言葉に力がこもる。
ご縁とは不思議なもの。2023年5月、官民連携イベント「当麻で日本酒を楽しむ会」では、当麻鐘乳洞熟成酒「龍乃泉」をはじめ高砂酒造の銘酒が並んだほか、上田さんおすすめの銘酒を日本酒好きが集い大いに味わった。その場の光景のように町内外の人が笑顔で杯を交わす場、民間活力による当麻駅前町有地活用の動きへとつながった。さらにご縁とは不思議なもの。当麻町の新店をだれに任せるのか。上田さんから告げられたのは、「当麻ピース」生みの親、馬場さんの名前だった。ご縁が重なる。
迎えたお披露目会。民間投資で店舗を新築することに対し、町有地長期継続賃貸借に伴う承認議決をされた町議会議員みなさんが来店。「おめでとう!」中港勝議長の発声で杯を上げ馬場商店の門出を祝いあった。アイデアと実行力、自らの手でチャンスはつかむもの。当麻町は官民連携の力をもって、輝きを増していく。
「当麻の人は、やっぱりいいよなあ」。
当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和7年5月号掲載)

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