「私もみんなも元気に」地域でつくる健康のかたち
- Muratsubaki Tetsuroh

- 14 時間前
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【コラム連載 64 日々勉強 日々感謝】
「私もみんなも元気に」地域でつくる健康のかたち
住民主体で立ち上がった「とうまリハビリ体操教室『楽楽』」。毎週木曜日、農村環境改善センターでの参加者は40人ほどで、当麻町で養成された町民指導士などをあわせると約55人。健康づくりはもちろん、交流や相談の場として全町域の新たなつながりが生まれている。支え合いの中で自主運営されている姿に、大きな可能性と、感動を覚えている。
会場で印象的だったのは、参加者、町民指導士、官民の専門スタッフ、その場にいるすべての人が笑顔であること。支える側、支えられる側という関係を越え、互いに元気を分かち合う場が生まれている。
町民指導士の中には、私が小学生の頃に教わった恩師の姿も。40年の時を経ても変わらぬ笑顔で指導されていた。生涯学習の観点から見ても、リハビリ体操教室はまさに「学び」と「健康」と「つながり」が一体となった、当麻町らしい取り組みであると感じる。
AIオンデマンド交通(予約制乗り合いタクシー)「のるーと当麻」を利用して参加されている方もおり、移動手段の確保、2次公共交通の重要性も改めて実感した。
当麻町においても、2015年には1人の高齢者を2.9人の現役世代で支えていたが、2040年には1.7人で支える社会になると見込まれている。
また、日本全体で見ても平均寿命と健康寿命の差は、男性で約8年、女性で約11年と、男女ともに大きく、この差をいかに縮めるか。年々増大し続ける医療費や介護費は、自治体財政にとって大きな課題である。
健康寿命の延伸は、住民一人ひとりの暮らしの質を高めるだけでなく、持続可能なまちづくりを実現するうえでも極めて重要な取り組みである。
健康寿命の延伸へ――。これまでの保健師に加え、理学療法士や社会福祉士、主任介護支援専門員、管理栄養士といった専門職の採用・育成を進め、町の体制の強化を図るとともに、「病気にさせない予防医療」をかかげる社会医療法人元生会・森山病院から特段の支援、専門職の力もいただきながら、既存の取り組みを一から見直し、抜本的な改革に挑戦してきた。
こうした官民連携の力、積み重ねの中で、前向きに取り組む町職員、支えてくださる町民のみなさんとの信頼関係が深まり、指導士養成講習会から生まれたこの教室が、住民主体でここまで形になったことは、大きな成果の一つである。
新年度からは、より意欲的に取り組めることを願い、参加者や指導士へ「でんすけペイ」ポイントを付与。誰もがいきいきと暮らし続けられる当麻町を、みなさんとともに育んでまいりたい。
「私もみんなも元気に」笑顔とつながりの輪が、町に着実に広がっている。
当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和8年6月号掲載)




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